GAVI事務局長 セス・バークレー 

3月11日は東日本大震災からちょうど一年目にあたります。GAVIアライアンスを代表して、震災でご家族・友人・同僚などの近しい人々を亡くされた方々に心よりお見舞い申し上げます。同時に、災害から復興する困難な道のりの中で日本の人々が示した立ち直る力や団結に、私は大変感銘を受けました。

このような困難な時期にもかかわらず、グローバル・ヘルスの分野では、日本は揺らぐことのないリーダーシップを発揮し続けました。多くの事例の中から一つを上げますと、震災後の昨年6月に行われたGAVIの増資会合で、日本政府はGAVIに対して9.3百万米ドルの拠出を発表しました。

日本からの資金協力は、2015年までに新たに2億2,500万人の子ども達に予防接種を行い、およそ400万人の死を未然に防ぐためのGAVIの活動に大きな役割を果たしています。

GAVIアライアンスのすべての職員に代わりまして、途上国の子ども達の命を守り人々の健康を促進するというGAVIの使命に対する、日本の皆様と日本政府の温かいご支援に心よりお礼申し上げます。

巨大地震と津波の発生以来一年にわたって、あなた方の国日本は復興に向けて力強く歩み、創意工夫を発揮してきました。その姿は、GAVIの使命を遂行する我々にとっても大きな励みになり続けることと確信いたします。
 

Subscribe to our newsletter